風来爺のリターン日記

年間休日数55日の地味に苛酷気味なサラリーマンが、バイクにキャンプに釣りにとリターンするブログです。Twitter @furaijie Instagram @furaijie

思い立ったが吉日 成田ゆめ牧場でソロキャンプ

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荒天の土曜日。

明日は珍しく日曜日のお休み。しかも連休です。

しかし、こちとら平日休みに慣らされた身。

週末に仲の良いライダー達が集まってツーリングを楽しんでいるツイートを見て羨ましく思う反面、「世間様がお休み」ということから連想される人混みのイメージで、出掛けるのが少し億劫な気がしてしまいます。

どこも混んでるだろうから、なぁ。

 

いつもの時間に目が覚めて、カーテンを開けるとそこには見事な青空。

あまりにも強い風が吹いていて多少は怯んだものの、この晴天の休日を満喫しないのはもったいない。

 

実はこの日、二つの選択肢を考えておりました。

まず一つ目。

普段はお目にかかれない週末休みのFFさんを密かにストーキングするツーリング。

二つ目は素直にソロキャンプ、という選択肢です。

 

コーヒーを飲みながら今後の身の振り方を考えます。

「先週のキャンプは雨で断念したから、行ける時に行っておかないと後悔しそうだな」

前の休日は月川荘でグルキャンの予定でしたが、なかなか止まない雨に心が折れて参加を見送った経緯があります。

4月からは仕事が忙しくなりそうだし、だったらこのチャンスを無駄にするわけにはいかない。

 

やっぱりキャンプに行こう。

成田ゆめ牧場ソロキャンプと洒落込みますか。

 

すでに先週キャンプの用意をしてたから、パッキングは一瞬。

いつものサイドバッグとボストンバッグに荷物一式を詰め込んで、あっという間に準備完了です。

 

さぁ行こうGNくん。

と、その前に・・・。

ちょっと寄り道をしてみます。

 

実はこの日、ストーキングのターゲットの一人・えいえいおーさんが、GPX千葉のmoto shop クロニクルさんに出没するという情報を事前に入手しておりました。

Twitterを覗くとすでに活動を開始しているご様子。

ならばちょっとお店を覗いてみましょうか。

 

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結果は空振りだったけど、お店の方が「風来爺さんが来て『えいえいおーさんによろしく』と言ってました」と伝えてくださったそう。

それだけでも行った甲斐がありました。

 

では、気を取り直して。

次に向かうのはコールマンショップ。

キャンプ場に予約を入れた際、「地面がぬかるんでいるので注意してください」というアナウンスがあったんです。

しかもこの強風。

手持ちのペグだけでは心許ないので、鋳造ペグを少し買い足したい。

それほど遠くない距離にある流山のお店に寄って目当てのものを手に入れました。

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コールマンの鋳造ペグ、20センチ。

200円でした。安い!

 

これで安心。

では改めて、成田ゆめ牧場に向かいましょう。

目的地までは50キロ余り。

いつものツーリングコース、利根水郷ラインのルートです。

国道6号こそ混んでいたものの、水郷ラインに入ってしまえば快調なペース。

川沿いの田舎道を満喫して、ものの2時間弱で到着です。

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毎度お馴染みの設営。

が、今日は珍しく、しっかりとペグダウンして風対策です。

このタトラ3を使い始めてから、真面目にペグ打ちしたのはたぶん初めて。

風さえなければペグ打ちをサボれるのもドームテントの良いところです。

 

ゆめ牧場は広々としたフリーサイト

なので、いつもと全く同じ配置の設営にも関わらず、ちょっと違う雰囲気です。

 

一息ついて買い出しへ。

「今日は食材も持ってきたから、ビールをメインに肴になりそうなものを少し追加するくらいでいいかな」なんて思っていたけれど、お肉が目についたらカゴに入れ、キムチが目についたらカゴに入れ、うどんが目についたらカゴに入れ、なんてことを繰り返して、最終的には「なんかのお祝い?」というレベルの豪勢な食卓になりました。

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じゃあ、始めましょうか。

日が高いうちからビールを開けて、肉を焼きます。

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赤身のステーキ。

実は私、霜降りの高級なお肉よりもこちらの方が好み。

塩胡椒とニンニクを少しで、シンプルにいただきます。
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牛肉、豚肉と満喫したから、今度はちょっと味を変えましょう。

ビールと相性バッチリの豚キムチ。

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うん。うまい。

インスタ映えはしないけれど、こういう居酒屋メニューでキャンプを楽しむのもまたオツなもの。

ビールが進みます。

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3本目の黒ラベルに突入した頃には、だんだんと冷え込んできました。

鍋でも沸かすことにしましょうか。

シンプルに醤油の寄せ鍋です。

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2人前ほどの鍋と、ご飯1合。

お腹いっぱいです。

〆のうどん、今日はもう入りません。

あとは焚き火を愛でながら、もう少しお酒を飲むことに。

 

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気付くと風も収まってきたようです。

今回は強風を警戒して、いつものステンメッシュの焚き火台ではなく円柱形のウッドストーブ。

久々に使ったけど、二次燃焼の炎がなんとも魅力的です。

 

少し離れて設営されたテントから、かすかな音楽が流れてきます。

いい雰囲気。来て良かった。

 

21時過ぎ。

かれこれ6時間近く飲み食いしている計算です。

さすがにちょっと眠くなってきた。

寝袋に包まって、Twitterでもいじろうかな・・・。

と思っていたら、そのまま落ちてしまいました。

 

尿意を催して目が覚めたのが0時過ぎ。

トイレが遠くて面倒だけど、とても我慢できるレベルではありません。

 

ビール、飲み過ぎたな・・・。

ウイスキーにしておけば良かったと思ったけど、後の祭り。

結局朝まで2〜3時間おきにトイレに行くハメになりました。

 

少し明るくなってきた翌朝、5時過ぎ。

ガサガサとゴミを漁るような音が聞こえます。

食材だとかゴミだとか、猫やカラスに集られそうなものは全部片付けたはずなのに。

 

そう思っていたけれど、確実に聞こえるビニール袋の音。

表に出て見てみると、やられてました。

結露対策でビニールに詰めておいた薪と固形燃料の袋が破かれています。

辺りには固形燃料が点々と・・・。

犯人はカラスです。

 

そう来たか。

「ビニール袋に入っているものは食べられる可能性がある」という風に、学習しちゃってるんですね。

気を付けなきゃ、な。

 

せっかく目が覚めたので、また焚き火を起こして優雅な朝のひとときを満喫します。

日中は暖かかったものの、やはり夜中は相当冷え込んだよう。

当たり一面に霜が降りています。

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ここ、ゆめ牧場のチェックアウト17時

まだまだのんびり焚き火もできるし、テントも寝袋もしっかり乾かせる。

これは嬉しい。

 

あ、そうそう。

焚き火台、明るい時間の写真も載せておきましょうか。

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こんな感じでストーブの内側、上部の穴で二次燃焼が起こっているのがよく分かります。

なんとも美しい。

 

そして朝食。

昨日の残りの食材を全部使って、豪華なうどんを煮込みます。

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キムチ鍋に、お切り込みうどん。

しかも2玉。

温泉宿に泊まった朝、「なぜか朝食がいつもの数倍食べられる」といった感覚に似ています。

お腹いっぱい。

 

もう十分テントも乾いているけれど、なんだかんだと昼過ぎまで焚き火をしながら過ごしてしまいました。

 

ホントにのんびりしたキャンプだったな。

ツーリング要素は少なかったけど、その分の時間を全てキャンプに投入した感じ。

 

こういうのもいいな。

また来よう。