ジャケットやパンツの選択が悩ましい、冬のキャンプツーリング。
ツーリング時の防風・防寒性能に長けているのはもちろんですが、キャンプ場でも快適に過ごせるものが理想的。
特に冬場は「盛大に焚き火をしたい」と考える火遊びキャンパーが少なくないでしょうから、火の粉に強い素材であることも重要です。
で、今回。
ふと思い立って数年前に買ったチャップスを使ってみて、気付いてしまいました。
冬のキャンプツーリングのボトムス。
実はチャップス、この最適解でした。
数年前に購入したものの、これまであまり活躍の場がなかったラフ&ロード サイドZIPレザーレッグウォーマー。
ジーンズなどの上に巻き付ける革のアウター。
スタン・ハンセンでお馴染みの、いわゆるチャップスです。
アメリカンクルーザーに乗る方などには定番のボトムスですね。
このブログを読んでくださっている方は、バイク乗りの中でもキャンプツーリング好きの方や小排気量好きの方が多いでしょうから、普段からこれを愛用しているという向きは少ないかと思います。
私もそう。
持ってはいたものの、あまり使っていませんでした。
でも、よくよく考えてみたらキャンプツーリングに相性ばっちりです。
まずはその素材。
革なので耐火性も安心。
焚き火のそばでも臆する事なく使えます。
もちろんバイクに乗っている時のプロテクション効果も期待できる。
それに、そもそもアウターとして着用するパンツのさらに上に着るオーバーパンツだから、キャンプ場でも防寒着の上に穿いていられる。
今回のキャンプツーリングでは、ワークマンの防寒タイツの上にコミネのフルイヤーケブラージーンズを穿いて、その上にこちらのチャップスを付けるという組み合わせで行きました。
キャンプ場でも寒くないし、焚き火が爆ぜてもビビらずに済むしと良いこと尽くめ。
ポリエステルのライディングパンツでは、こうはいきません。
今回選択を誤ったのは、むしろジーンズ。
これが就寝に適さなかった。
寝袋に潜り込む際には厚手のスウェットに着替えましたが、ストレッチ性が高くて暖かいズボンを中間着として穿いていけば、チャップスを脱げばそのまま寝てしまえます。
これなら夜中にトイレに行く際にもスウェットよりも暖かかったでしょう。
さらに荷物を少なくして快適にツーリングとキャンプを楽しむとしたら、中間着の候補としてはワークマンのストレッチマイクロウォームパンツなんかが有力。
こちらは店頭で見て、そのストレッチ性がとても魅力的に思えたんですが、いかんせんその時はチャップスとの組み合わせが思い付かなかった。
これにプロテクターを追加して走ればより安心。
上からチャップスを着ちゃえばプロテクターも隠れますから、見栄えも上々。
キャンプ場に着いたらプロテクターを外してくつろいで、寝る時はさらにチャップスも脱いでしまえばいい。
これなら防寒着が嵩張りがちな冬のキャンプツーリングでも、荷物を抑えて快適に過ごせそうです。
唯一のウィークポイントは中間着のパンツが露出した股上の部分。チャップスを使ったことのある方ならご存知の通り、バイクで走っているとこの部分が冷えるんです。
ですのでここにはアレを突っ込みましょう。
カイロです。
厳寒期にキャンプやツーリングに勤しむ方なら愛用されているはず。
オススメはもちろんマグマ。
こいつを突っ込んで走れば、無防備な股上の防御力を格段に高めてくれます。
これまでノースフェイスのフリースやパタゴニアのナイトロⅡジャケットなど、数々の高級アウトドア衣料を焦がした経験を持つ風来爺が、ツーリングとキャンプ、そして焚き火を快適に楽しむ組み合わせとして考えてみたボトムス達です。
特にチャップス。
食わず嫌いの方も多いでしょ?
ぜひ試してみてください。
ちなみに上着はデグナーのワックスコットンジャケットが、バイクにも焚き火にも目下絶賛活躍中でございます。