都幾川の河川敷と、広々とした原っぱ。
キャンプ場と呼ぶには少し設備が心許ないけれど、予約不要で気軽にアウトドアを楽しめる。
そんなキャンプ場がここ、学校橋河原。
人のいないところで大自然を満喫したい!というご要望にはお応えできないけれど、「半ドンでキャンプ!」とか、「ちょっとお外でコーヒーを」なんていうライトユースにはもってこい。
川遊びもできるので、お子さん連れでキャンプデビュー、なんていう方にもオススメです。
料金
バイクは1台500円、普通車は1000円。
いずれも1日当たりの料金です。
1泊2日のキャンプなら「×2」と思っていれば間違いない。
思っていれば・・・、という歯切れの悪い表現なのは、ここの料金徴収の仕組みのせい。「管理人さんがいたら掛かるし、いなかったら掛からない」という塩梅です。
来た時に管理人さんがいなければ1日目の料金は掛からないし、帰る時に不在であれば2日目のそれも掛からない。
うーん。微妙。
料金設定は「車1台当たり」なので、私のようなソロキャンパーはともかく、家族4人でキャンプ!なんていうケースを想定すると、かなり安いと言っていいですね。
アクセス
関越自動車道・東松山ICから6キロほど。
国道254号を嵐山方面に。ワークマンの交差点を左折したらすぐそこ。
都幾川を跨ぐ学校橋を渡ったら左手が入り口です。
時間にして15分ほど。
この国道254号をそのまま直進すると、スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどが点在しています。
チェックイン・チェックアウト
基本的に時間の規定はありません。
何時に来てもいいし、何時に帰ってもいい。
つまり、全てキャンパーさんのマナーに委ねられています。
やはり夜中に来てペグ打ちカンカン!っていうのは控えたいですね。
サイト
キャンプができるのは原っぱのエリア。
区画のないフリーサイトです。
河原側から埋まって行くので、いい場所を確保できるかどうかは到着時間にかかっています。
河原にも入れますが、こちらはキャンプはNG。
泊まりを想定しているのなら、上のキャンプ可能エリアに張りましょう。
川遊びができるのは良いですね。
設備
トイレと流し台だけ、というシンプルな設備。
流し台は小さく蛇口も三つだけなので、混み合う時期はちょっと足りないかな。
水を汲んで各々のサイトまで持っていって、洗い物も最小限に抑えた方がおそらくスムース。
炊事場というほどの規模ではない、という事を覚えておいて損はないです。
一方のトイレは公園にあるキレイなトイレをイメージしていただければ間違いない。
キャンプ場のトイレの清潔感水準で言ったら最上級レベルです。
周辺の施設
買い出しは国道254号沿いのヤオコー嵐山バイパス店さんへ。
先ほどのワークマンの交差点を東松山ICと逆方向に2キロほど。
お隣にマツモトキヨシもあるので大概の買い物は事足りるはず。
あと、薪!
学校橋河原には売店などが一切ないので、薪は事前に入手しておいた方が安全です。
最も近いホームセンターはケイヨーデイツーつきのわ駅前店さん。
キャンプ場から2キロちょっとの距離です。
ただこちら、ヤオコーさんとは逆方向。
ヤオコーさんから1キロほど進むとカインズ嵐山店さんがあるので、こちらを利用してもいいかも。
嵐山渓谷月川荘キャンプ場のレビューでも紹介した、昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉までも車で15分ほど。
川遊びの後のお風呂はこちらを利用するといいですよ。
しっかりと管理されたイマドキのキャンプ場ではなく、キャンプもできる河原の公園と思ってくれたらいいでしょう。
設備は最小限ですが、リーズナブルで使いやすいしアクセスも良い。
予約不要で思い立ったらすぐに出掛けられる。
気軽に川遊びができて、焚き火ができる。
そしてテント泊ができる。
こういう気軽な施設って、ありそうでいて実は稀有な存在。
似たような施設はあっても、予約の手続きがひどく面倒だったり、焚き火が禁止だったり。
特に関東近郊ではかなり貴重です。
それだけに・・・。
やはり気になるのはキャンパーさんのマナーです。
チェックイン・チェックアウトの項でも触れましたが、設備の使い方、キャンプ場での過ごし方、このキャンプ場を生かすも殺すも訪れるキャンパーさん次第です。
そして残念ながら、直火禁止のはずのサイトには、焼け焦げや炭の投棄などもチラホラ・・・。
仕事を終えて、それから向えるキャンプ場なんて、そうそうあるわけじゃない。
時間の縛りがないからこそ、周囲への気配りはより重要になるでしょう。
しっかりと管理されたキャンプ場以上に。
この学校橋河原が、学校橋河原のまま末永く使えることを願って止みません。