たべたさんを後にして、いよいよ本来の目的地・茂原珈琲さんを目指します。
犬好きのマスターが、「愛犬と一緒にのんびり食事やお茶を楽しめる空間を」との思いで作ったお店。
オープンは先月かな。初訪問です。
旭市を抜けて外房へ。
ここから九十九里ビーチラインをひたすら南下します。
この道路、九十九里有料道路と並行している県道30号飯岡一宮線のこと。
「海を見に行く」でも走りましたね。
それにしても、こんな愛称が付いているとは知りませんでしたよ。
海、見えないのに・・・、いやなんでもない。
途中、前を走るピンクナンバーを見つけました。
125の新型モンキー。
信号待ちで軽く会釈して、そのまましばしのランデブー。軽くデュオツー気分を満喫しました。
もちろん全く知らない方だし、お互いバイクだから会話もゼロ。
でもなんか、これはこれでちょっと楽しい。
モンキーとお別れしたら、もう茂原珈琲さんはすぐそこです。
到着!
え?
こんな大きい店なんだ!?
もっともっとちっちゃなカフェを、勝手に想像していましたよ。
とりあえずお店に顔を出して、駐車場の場所を聞いてみます。
「バイク、どこに停めたらいいですか?」
で、案内されたのがこちら。
駐車場、34台!?
これまたやたら広いです。
ちょっとびっくり。
ステマみたいになったら嫌なので先に言っておきますが、ここのマスターは旧知の仲。
開店に向けて頑張っていた話を風の便りで耳にしていたので、ちょっとでも応援したいなぁという気持ちがあって紹介しているのも事実です。
このブログを読んでくださってる方はほぼ、バイク乗りかキャンプ好きか、もしくはその両方かのいずれかのジャンルに分類される生き物でしょうから、そういった方々の趣味嗜好にドンピシャ!って訳ではない。
どちらかと言うと、むしろ都会的な雰囲気のお店です。
まずは冷たい飲み物をいただいて、一息つくことにしましょうか。
アイスカフェラテとチーズケーキ。
うーん。かわいい。
実は私あんまり甘いもの得意じゃないんですが、チーズケーキだけは別。
一瞬で食べちゃいましたよ。
とってもおいしいです。
カフェラテも芯のしっかりしたコーヒーで、牛乳に負けてない。これも良い。
このお洒落さ加減が爺に似合っているかはこの際置いておくとして、とても素敵なお店です。
なんせ私のTwitterにあげたら、一瞬で「路線変更ですか?」とのリプが付いたくらいですからね(笑)
まぁお酒とラーメンばかりアップしているオサレ要素皆無の爺アカウントだから、その反応は当然と言えば当然ですが。
で、本題。
コーヒーもケーキもおいしかったし、白を基調とした店内は明るく広々として居心地がいい。
スタッフの皆さんもすごく親切。
今日は食事はしなかったけど、ランチメニューもおいしそうです。
でもね。そういうお店って、たぶん都会に行けばいくらでもある。
それでもなお、このブログで紹介したい!って思ったのは、茂原珈琲さんが掲げる目標やお店のコンセプトにものすごく感銘を受けたから。
開店に先立つクラウドファウンディングの告知では、こんな一文が目に止まりました。
「Dog Barrier free Café 茂原珈琲は、千葉県内の犬猫殺処分ゼロをサポートする」
そして、説明はこう続きます。
・店内で犬猫の譲渡会を定期的に開催
・茂原市役所が開催案内を支援
・外房エリアの犬猫ボランティアの拠点
それが「Dog Barrier free Café 茂原珈琲」
※クラウドファウンディングサイト、CAMPFIREに掲載された内容です。
茂原市が元気になる!「Dog Barrier free Cafe」って何? - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
ウチには2匹の猫がいます。
お姉ちゃんは愛護センターでもらってきた子。
弟は車のエンジンルームで鳴いていたのを拾ってきた子です。
今では仲の良い家族として、なくてはならない存在です。
弟君はあまり私に懐いていませんが・・・。
だからなおさら、こういった活動に対して強い尊敬の念を抱きます。
例の新型コロナの影響でか、オープンは2ヶ月ほどずれ込みました。
本当なら今頃は、犬猫の譲渡会が盛大に開催されていたかもしれません。
そう考えると、なんだか少しやるせない気持ちになってしまいました。
たぶんまだまだこれからのお店です。
早く世の中が普段の落ち着きを取り戻して、多くの愛犬家が集まるお店になってほしい。
多くの犬猫の里親が見つかる場所になってほしい。
帰りしな、駐車場でかわいいトイプードルを抱えたお客さんとすれ違いました。
近いと言っても80キロ余りの行程。
そうそう頻繁には来られないけど、今度来た時には誰かが連れてきたワンコを愛でながら、おいしいコーヒーを飲めたらいいな。