「カツン!」
走行距離がそろそろ3万キロに到達しようかという我が相棒、GN125-2F。
低速域で加速した時、もしくはエンジンブレーキが効いた時など、ちょっと耳慣れない音がし出したんです。
金属が当たるような音であるものの、それほど甲高くはない。
「チェーンが伸びてどっかに当たっているのかな?」
そう考えて調整してやるも、音は収まらず。
これは気になる・・・。
Twitterで質問をしてみると、FFさん達がさまざまな情報を寄せてくれました。
【緩募】
— 風来爺 (@furaijie) 2022年9月26日
なんかGNから異音がして超絶気になってます😓
低速時、加速・減速をしたときに時々シート下付近から「カツン!」って音がするんです。
チェーンかと思ってチェンシコして張りを調整したけど全く直らず…。
どなたか原因に心当たりがあれば教えてください🙏
やはり皆さん、怪しいと見ているのはチェーンと前後のスプロケット。
そしてボルトの緩みやチェーンとチェーンカバーの干渉についても要チェックとの指摘をいただきました。
そして盲点だったハブダンパー。
これまでもチェーンやスプロケの交換は全てバイク屋さん任せだったため、ハブダンパーまでは全く気にしていませんでした。
やはり実際に似たような経験をお持ちの方々のお話は参考になりますね。
聞いてみて良かった。
まずは自分でできるところ、ボルトの緩みやチェーンカバーなどをチェック。
すると・・・。
チェーンカバーの裏側、ひどく汚れています。
飛び散ったオイルに砂が混ざって固着している状態です。
これまでチェンシコといえば、チェーンが露出している部分と前後のスプロケ回りくらいしかやっていなかったので、チェーンカバーは完全放置の状態でした。
パーツクリーナーを大量噴射して、こびり付いた汚れをなんとか除去。
これで直ってくれればいいが・・・。
残念ながらダメでした。
症状は変わりません。
もともとスプロケは尖ってきている状態。
「近々に交換しなきゃならないなぁ」とは思っていたので、とりあえずバイク屋さんに持ち込んで気になる個所を一新してもらうことにします。
翌日。
いつもお世話になっているSOXさんに出向いたら、なんと定休日です。
事前に電話でもすりゃ良かったんですが、向かいにある2りんかんも覗いてみたかったので直接伺ってしまいました。
ならば仕方ない。
2りんかんでスプロケとチェーンの在庫が無いかくらいはチェックしてみます。
純正にこだわる気はサラサラないので、手に入るならばなんでもOK。
が、ありません。
このまま柏の2りんかんへ。
こちらにはドライブスプロケットの在庫はあるものの、ドリブンはなし。
そしてライコランド。
こちらにも全く在庫はありませんでした。
いずれにせよ、せっかくスプロケを交換するならハブダンパーも一緒にやってしまいたいので、日を改めてSOXさんに相談した方が良さそうです。
気を取り直し、再度SOXさんへ。
症状を伝え、チェーンとスプロケ、ハブダンパーをまるっと交換したい旨を伝えます。
すると、なかなか厳しい回答が返ってきました。
「整備はできるものの、部品がぜんぜん入ってきていない状況」だそうです。
ああ、そうだった。
フロントフォークを交換してもらった時もそう。
新型コロナの感染が拡大して以来、中華バイクの部品調達が難航している状況はあいも変わらず続いているようです。
部品が届くまでに掛かる時間は「短く見積もっても3カ月」と、これまた手強い回答です。
異音は気になるし、そもそもスプロケ交換も喫緊の課題。
「じゃあこちらで部品を調達するので、揃ったらやってください」
中国からの輸入を待つよりも、在庫を持った部品商を頼った方が賢明だという判断です。
SOXさんが部品持ち込みでの整備に対応してくれることは事前にリサーチ済み。
後はTwitterとネット通販を駆使して、必要な部品を集めるのみです。
帰りしな、念押しのように注意を促されました。
「GNは年式によってこそっと品番を変えたりしていて微妙に付かないケースがあるんで、そこだけ気をつけてください」
あぁそうだ。
確かにそういうトラップも聞いたことがある。
でもこれ、気をつけようがない。
中華バイクの部品をネットで集めるには、避けて通れない道のようなもの。
後は運を天に任せるしかない。
Twitterで寄せてもらった情報をもとに、必要な部品を検索します。
幸いなことに、前後のスプロケはGN125-2Fの純正パーツがPayPayフリマに出品されています。
チェーンはAmazonで、ハブダンパーはYahoo!オークションで、それぞれ見つけることができました。
スプロケットはGN125-2F純正品。
フロント15丁、リア43丁です。
PayPayフリマで4,458円でした。
EK 強化ノンシールチェーン 428SR スチール 116L。
こちらはAmazonで2,604円。
ハブダンパーも純正品。
Yahoo!オークションにて落札、1,530円でした。
すぐさま発注・入札して、2日後には全てのパーツが手元に揃いました。
なんというスピード感!
SOXさんに電話して、整備の予約を入れてもらいます。
明けて翌週。
朝イチでGNを持ち込んで、全てのパーツを預けて整備をお任せします。
「午前中いっぱいくらいで終わると思いますが、バラして見ないと分からないので終わったら連絡しますね」
そう聞いて、一旦帰宅して待つことにしました。
そしてほんの2時間後。整備完了の着信です。
取り寄せたパーツは全て問題なく使えたそう。
試走してタイヤの空気圧も調整してくれて、滞りなくリフレッシュ完了です。
気になっていた異音はというと・・・。
完全に消えました。
それどころか、駆動音も圧倒的に静かになっています。
やはりチェーンもスプロケももっと早く交換すべきだったようです。
これは反省。
とはいえ、これでなんとか一件落着です。
ちなみに工賃は1万5,730円。
パーツも含めた総額
・GN125-2F純正スプロケット(フロント・リア) 4,458円
・EK 強化ノンシールチェーン 428SR スチール 116L 2,604円
・ハブダンパー 1,530円
・工賃 1万5,730円
合計 2万4,322円
手痛い出費ではあるけれど、これでGNくんが快調になるのなら全く惜しくはない金額ですね。
私の相棒、GN125-2F。
本当にお気に入りのバイクです。
これからも末永く付き合っていけたらいいな。