梅雨が、明けました。
律儀な太陽は今日も朝から全力で燃え盛ってくれています。
時刻は午前9時。
ホントはもっと早起きして、ヤツの気合いが入る前に活動を開始しようと思っていたけれど、すでに手遅れです。
とはいえ今日は「梅雨が明けて最初の日曜日」。
いくら真夏の太陽が照りつけていようと、渋滞を避けられる時間が過ぎてしまっていようと、「エアコンの効いた室内で休日を満喫する」なんて選択肢はあり得ない。
なんせ夏は始まったばかり。
どうせこれから2ヶ月は、今以上にうだるような暑さが続くでしょうからね。
Tシャツの上にフルメッシュのジャケットを羽織って、簡単に荷物をまとめます。
そんなに遠出をする気はないし、ラーツーとか缶ツーとかプラスアルファのアクティビティも今日は全く考えていないから、装備は極めてシンプルに。
と、思ったけれど・・・。
せっかく買った4ピースの釣竿くらいは積んで行くことにしましょうか。
どうせ釣具はまとめてあるし、竿も短いから邪魔にならないし、ね。
さぁ行こう。GNくん。
今日も軽く、ショートツーリング。
エンジンに火を入れて、国道6号を茨城方面へ。
TwitterのFFさん達との邂逅に期待して養老渓谷方面を目指そうと思っていたけれど、さすがにこの時間から千葉の市街地を抜ける気にはなれません。あえて渋滞にチャレンジするには、今日の気温は余りにも過酷です。
江戸川を渡って埼玉大陸に上陸するのも極めて困難だろうから、6号を下りながら目的地を探すのが現実的な策。
まぁ、言ってみれば毎回同じ“策”ですが。
大利根橋を渡って茨城へ。
今日は思いのほか国道6号がスムース。このまま藤代辺りまで走って、小貝川沿いを北上しよう。
お昼は2ヶ月ぶりのステーキ居酒屋チャンプ、なんてプランはどうだろう。
もう少しで小貝川、という辺りで左折。
国道から少し外れると、辺り一面鮮やかな緑色の世界です。
田んぼの畦道に少しだけお邪魔して、ちょっと写真を撮らせてもらいましょうか。
このまま小貝川へ。
川沿いをゆっくり、お散歩ペースで北上します。
ときどき立ち止まり、写真を撮ったり川を覗いたり。
たぶんこれ、私が一番好きなツーリングのカタチ、です。
つくばエクスプレスの軌道をアンダーパスしたら、つくば野田線を右折して茎崎方面へ。
ステーキ居酒屋チャンプさんを目指します。
今日のお腹の空き具合なら、300グラムってところかな。
が・・・。
到着すると、そこには何台ものハーレーダビッドソン。トライクもいます。
ミーティングでしょうか。
お店の前には行列もできています。
「さすがに並ぶのはしんどいな・・・」
走ってさえいれば快適と言っても良いくらいですが、止まるとやはり暑い。
お腹は減ってはいるけれど、切羽詰まっているほどでもない。
次回にするか。
そのまま店を後にして、谷田川へ。
普段あまり走らない、この川を遡ってみようかと。
が、川沿いの道は一瞬にして途切れてしまいました。
さて、どこに向かおう?
そこでふと、明確な答えが浮かびました。
正解が。
これから行くべきところ。
それは、小目沼橋。
小貝川に掛かる、木製の沈下橋です。
これをバイク仲間のsjさんに教えてもらったのは、確かかれこれ1年以上前。
あまりにも近過ぎて未訪問だった場所でした。
なんせ完全に営業エリア内。
社用車でウロウロしているような場所でしたから、わざわざ休日にGNで、という気が起きなかったんですね。
ちょうどいい。
行ってみよう。
Googleマップを起動して、目的地を設定。
が、このルート、通れません。
自転車道のようですね。
仕方なく、別のルートで近づいて、急な土手を登ります。
あ。ありました。
長くて細い、木造の橋。
なるほど。
低いです。
増水したら完全に沈んでしまいますね。
なんとも趣のある橋です。
いい雰囲気だな。
せっかくだから、橋を眺めながらさっき買ったおにぎりでも食べようか。
ツーリングの時はたいていどこかのお店に入ってしまうので、実は外でお弁当を広げるのはとてもレア。
デイキャンプを除いたら、ほとんどしていないかもしれません。
たまにはこういうのもいいかもしれない。
せっかく川にいるからと、少しだけ竿を出してみることにしました。
橋の周りは自転車の方々が集まっているから、良さそうなポイントには入れないけれど。
ただスピナーベイトをぶん投げて、ちょっとだけ釣りの気分を味わえればいい。
もちろん全く釣れませんでしたよ。
数投しかしてないし。
けど満足。
少なくとも、お散歩欲は満たされた。
今日のツーリング、ちょうど100キロ。
トコトコ走って寄り道して、写真を撮ってご飯を食べて。
こういうツーリング、好きだなぁ。
夏の始まりにふさわしい、素敵な素敵なショートトリップ。
真夏の間はこんな感じで遊べたらいい。
次回はもっと釣りの方に寄せてみてもいいかもしれないな。