先週のGNミーティング『集えっ!』の帰り道、なんの変哲もない一本道で華麗に散った風来爺でございます。
身体は何ともなかったんですが、相棒GNくんは傷だらけ。
本当にごめん!
まずはひん曲がったエンジンガードを取り外し、不具合をチェックしていきます。
こんなGNの姿を晒すのは気が咎めるのですが、しっかりと記録と記憶に留めておくためにブログに残しておくことにしました。
この爺は運転下手クソな癖に慣れてくるとすぐ調子に乗って慎重さに欠けてくる嫌いがあるので、自戒の意味をこめて。
まずはエンジンガード。
ステーが根元からガッツリ曲がってしまいました。
そして車両前方。メーター周りとライトに傷。
右ステップ曲がり。
リアのトップケースに傷。
うーん。
こうして見てみると、傷はいっぱい付いてはいるものの、走行に支障が出ないものばかり。
ホントに不幸中の幸い。
むしろ幸運でした。
外観上、一番目立つ損傷個所はやはりエンジンガードですね。
逆に言うと、エンジンガードを外してしまえば、大して目立つ傷はありません。
わざわざ新しい部品に取り替えるのはもったいないし、初めてのマスツーリングで派手にすっ転んで付けた傷だと思えば傷は傷として愛着も湧いてきます。
ここはしばらく、様子を見ながらこのまま走ってみようと思います。
走って不具合や違和感があれば、そこからしっかり直していこうかと。
で、今回のブログはここからがむしろ本題。
この派手な転倒から数日後には、新しいエンジンガードが手元に届きました。
一緒にツーリングに行ったGN仲間の波虎さんが、「爺い転倒」の報せを聞いて早速送ってくれたもの。
めちゃめちゃありがたい!
ホントに感謝です。
転倒自体はもちろんショックだったし、相棒GNに傷をいっぱい付けちゃったのはめちゃめちゃ悲しいんですが、なんかこれで得たものがたくさんある気がします。
「メーターボックスとマフラーカバーなら使っていないのがあるから、良かったら使って!」
「ステップならこの部品が使えますよ」
『集えっ!』に集まった仲間が、傷付いた部品の提供を申し出てくれたり、使える部品の情報を集めてくれたりと、心底心配して骨を折ってくれます。
当たり前のことのように。
なんか、温かい。
その心遣いには感動すら覚えます。
でも、逆の立場だったら、自分は同じようにできたかな・・・。
今回のマスツーに集まったのは、そのほとんどが初対面の方。
たまたま同じバイクに乗っていて、たまたまTwitterで知り合って。一緒に300キロのツーリングを楽しんで、帰ってきたばかり。
誤解を恐れずに言えば、まだまだ付き合いの浅い仲間です。
それなのに、これほどの仲間意識。
歳を重ねるにつれ、やはり昔の友達とは疎遠になりがちです。
それでも私はいまだに20年来、30年来の友人と酒を酌み交わす機会も多いし、おそらく私に何かあったら全力で助けてくれるだろうという漠然とした期待も抱いています。
逆もまたしかり。
でもね。
おそらく人生も折り返し地点を過ぎて、仕事に忙殺される生活を送っている中で、たかだか二輪生活にリターンしてTwitterを始めたくらいで、新たな出会いがあるとは思ってもみませんでしたよ。
ホントにびっくりした。
いいなぁ、バイクって。
1週間ぶりに乗ったGN125-2Fは、相変わらず気さくで楽しいヤツでした。
ついつい「ひゃっほぉぉぉぉぉお!」って気分になっちゃいますが、「いやいやお前、こないだ派手にすっ転んだんだからな!」と、自分を律しながら楽しんでいきたいと思います。