風来爺のリターン日記

年間休日数55日の地味に苛酷気味なサラリーマンが、バイクにキャンプに釣りにとリターンするブログです。Twitter @furaijie

爺い、飛行機を撮りに行く

f:id:scrap1275:20190710131417j:image

 

バイクの写真が欲しいんです。

もちろん相棒、GN125-2Fの。

それも、カッコいい背景で、かつバイクも美しく

 

Twitterを眺めていると、みなさんホントに綺麗な写真をアップしています。

峠を颯爽 と駆け抜けるシーン。

煌めく夜景に溶け込んだバイク。

はたまた、海岸線にまっすぐ伸びるストレートラインを背景に。

どれもこれも、惚れ惚れするような一枚です。

 

これはぜひ真似したい。

我が相棒GNのカッコ良さも、しっかりと切り取ってフレームに収めておきたい。

そんな思いがくすぶっておりました。

 

ですがこの爺い、実はびっくりするほど写真が下手です。

いやむしろ、そもそも美的センスがゼロと言った方がいい。絵などに至っては、何を描いたのかまったく分からないレベル。

手の施しようがない。

 

ちなみに私はあまりバイクをいじらないんですが、これはいじる技術がないことに加え、「下手に自分でやったらカッコ悪くなる」という危惧があるから。

センス良く手が入ったカスタムバイクに憧れはあるけれど、自分でやったら「なんかちょっと思ってたのと違う・・・」ってことになりかねない。

そうなる気しかしません。

 

バイク自体は下手にいじって失敗したら元に戻すのが大変、もしくは帰ってこられなくなるかもしれない。けど、写真だったら何回チャレンジしようがノーダメージです。

昔と違ってスマホで撮影できるから、何枚撮ろうがお金も掛からない。失敗したら即座に消してやればいい。

そう。数撃ちゃ当たる的な発想でいけば、もしかしたら奇跡の一枚が撮れるかもしれない。

 

ほどなくそのチャンスは訪れます。

梅雨の晴れ間、と言える天気ではないけれど、写真を撮るくらいなら何とかなりそうな曇り空。光の差す方向に気を使わなければならない晴天よりも、どちらかというと難易度は低そうです。

午後からは予定が詰まっているから、そのチャンスは午前中のみ。だがすでに撮影スポットの目星はつけている。

自宅からの距離、50キロ余り。

これなら途中で多少の寄り道をしても、余裕を持って行って帰って来られます。

じゃあ、行ってきますよ。

朝から成田空港を目指します。

 

目的地は東峰神社

滑走路と目と鼻の先に位置する小さなお宮さんです。

「大空に向かって舞い上がる飛行機をバックに撮影する」

これが今日のツーリングのテーマです。

 

朝7時。

いつもと同じ時間、同じ目覚ましに起こされたカラダも、向かう先が職場でないというだけで軽やかです。

シャワーを浴びてコーヒーを飲み、隅々の細胞まで目を覚まさせます。

さあ行こうGNくん。

君のカッコいい写真を撮ってあげよう。

 

グーグルマップの目的地を「東峰神社」に設定し、走り出します。

でも、ナビを起動するのはもうちょっと後。

まずは125cc単気筒の軽快な振動を楽しみつつ、ちょっと寄り道をして行きましょう。

空港までは遠回りになりますが、走るのはいつもの定番コース・利根水郷ライン。朝食を摂っていないので、これまたいつものオートパーラーシオヤに向かいます。

「軽くハンバーガーでも食べようかな」なんて思っていたけれど、走り出してみると思いのほか寒い。熱中症対策のためにと持ってきたスポーツドリンクも手付かずで、むしろ邪魔な荷物になっています。

シオヤに到着した頃にはカラダも冷え切ってしまっていました。温かい天ぷらうどんを啜って、カラダを中から温めてリスタートです。

f:id:scrap1275:20190710131400j:image

 

オートパーラーシオヤから東峰神社までは20分程度の行程。あっという間です。

空港が近づくにつれ上空を行き交う飛行機が多くなり、さらには大きくなって、否が応にも気分が盛り上がってきます。

しかし、滑走路に隣接するエリアに足を踏み入れると、そこは高い金属製の目隠しフェンスに視界を遮られていささか物々しい雰囲気。

東峰神社への入り口も、ナビがなければ通り過ぎてしまいそうです。

 

到着。

小さなお賽銭箱に100円玉を入れ、「ちょっと写真を撮らせていただきますよ」とお宮さんにご挨拶。

飛行機が飛んでくる方向を確かめて、GNを配置します。

あとはひたすら奇跡を信じて撮りまくるのみ!

 

f:id:scrap1275:20190710140257j:plain

 

ジェットエンジンの音を頼りにタイミングを計り、ひたすらシャッターを切ります。GNの位置を変え、向きを変え、アングルを変えて、最高の一枚が撮れるポジションを探りつつ。

これが思った以上に難しい。

いやもちろん、最初から上手く撮れるとは思っていませんでしたよ?

「仰向けに寝てちょっと状態を起こした体勢が、一番いいアングルになる」というのは分かったけれど、飛行機が上空に姿を現わすタイミングまでそれをキープするのもなかなか骨が折れます。

だんだん腹筋が痛くなってきました。

 

んだよこれ、ほとんど筋トレじゃん。

腹筋鍛えられちゃうやつじゃん。

そのうちムキムキのシックスパックになっちゃいますよ。

 

そう思い始めた頃、やっと納得の行く一枚が撮れました。

それがトップの画像。

お気に入りなのでもう一度アップします。

こちらです!!

f:id:scrap1275:20190710143023j:image

力強く飛び上がる大型旅客機と、心なしかドヤ顔のGN

我ながら良く撮れた。

自画自賛です。

 

一つだけ難点を挙げるなら、やはりこの一面を埋め尽くした雲。灰色の空。

でもこれは、次の課題でいいでしょう。

「晴れた日に、もう一度撮りに来たい」

こうやって、ツーリングの楽しみは途切れることなく、どんどん繋がっていきます。

 

自由になる時間もあと少し。

そろそろ帰路につこうかという時に、Twitterにとある有力情報が寄せられました。

「成田シニアグラウンドも熱い!」

f:id:scrap1275:20190710151010j:image

ここから数分で行ける場所。

ならば行かない手はないですね。

 

滑走路沿いの道を走ります。

途中には、目隠しが途切れてメッシュフェンス越しに飛行機が見える場所もチラホラ。

飛行機の写真を撮るのを趣味にしている方々も数多くいらっしゃるとは聞いていたけれど、これはなかなか奥が深そうです。

隠された撮影スポットも、探せば見つかるかもしれません。

 

そうこうしているうちに件のグラウンドに到着です。

まずはバイクを端に寄せ、飛行機のルートを確認します。

 

・・・・・・・・・・。

あれ?

飛びません。

 

おそらく、ですが。

風向きなどによっては使わない滑走路がある、という話を聞いたことがあります。

この日は少し強い風が吹いていたせいもあって、こちらからの離着陸がなかったのではないでしょうか。

これも次回のお楽しみですね。

やはり飛行機写真、奥が深い。

撮影に行かれる方は、グーグルマップを頼りにいくつかの候補スポットを用意しておいた方がいいかもしれません。

 

この日の走行距離は120キロ。

時間にして5時間ほどのショートツーリングです。

ちょっと走り足りないくらいですが、それでも十分楽しめました。

今夜は戦利品の写真を眺めながら、おいしいお酒が飲めそうです。