GN125-2Fとの付き合いも早2年。
正確に言うと2年と3カ月です。
GN以外になんの足も所有していないこの爺にとって、通勤から買い物、ツーリングにキャンプまで、すべての時間を共有するかけがえのない“相棒”です。
が、会社を辞めていわゆる「社用車」がなくなってしまったことで、ついに車を買わざるを得なくなりました。
さすがに雨の日にスーツを着てGNで移動・・・、というわけにはいきませんからね。
で、7年ほど中断していた自動車保険を復活させようと、保険屋さんに連絡。
ついでにGNの任意保険をファミリーバイク特約にする方向で、プランと見積もりを作っていただきました。
ちなみに中断していた保険の等級は20。
なんせいい歳の爺なので、歳食ってるだけあって保険もかなり育っています。
買った車は12年落ちの軽自動車なので、この際だから車両保険はナシ。
どうせ車両の時価額なんてたいして見込めないし、仮に保障の範囲内で修理が可能な事故を起こしたとしても、「わざわざ等級を下げてまで保険を使うか」と言われたら、おそらく使わないですからね。
保険の営業の方とはかれこれ30年近い付き合いなので、私の保険に対する考え方はすでに熟知されています。
あっという間に私の希望に即したプランをいくつか作成して見積もりを送ってくれました。
が、ここで・・・。
① 3年目に突入して育ってきているGNの任意保険をさらに育てるか
② 自動車保険のファミリーバイク特約に切り替えるか
という二者択一の重大な問題に直面しました。
ええ。
かつてのブログでも記しましたが、通常であればファミバイ特約一択なんです。
そのほうが確実に安いですからね。
でも私の場合。
GNの任意保険も3年目に突入していたもんだから、こいつも結構育っていたんです。
ちなみに今の保険の内容は、というと。
対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 無制限
人身傷害保険 3,000万円
レッカーサービス付帯
21歳未満不担保
というもの。
ちなみに現在の保険料は年額35,640円です。
これに対して、自動車保険にファミリーバイク特約をプラスした場合の特約保険料は39,500円。
え? 上がるの???
まさかのコスト増です。
ちなみに初年度の保険料は年額57,120円でしたから、この段階であれば問答無用でファミバイ特約です。
が、以前調べた際に圧倒的な保険料の開きがあったと記憶していたため、「今でもまだファミバイ特約のほうが安いだろう」と漠然と考えていたんです。
うーん。悩ましい。
なんせ保険屋さんとは気心知れた間柄なので、これを素直にぶつけてみたんです。
そしたら明確な答えが返ってきましたよ。
「風来爺さんの保険、人身傷害の保障は3,000万円じゃないですか?」
まさにその通り!
保険料の差は、そのまますなわち「人身傷害の保障内容の差」だったんです。
自動車保険の人身傷害は無制限のため、保険料自体は今の保険料に比べて高くなるものの、ファミバイ特約で付保される人身傷害の保障も無制限に切り替わる、という内容です。
おまけにファミバイ特約では付帯しないと思っていたレッカーサービスも、仮にGNが動かなくなっても使えるとのこと。
今回ご提案いただいた保険のプランでのファミバイ特約の保障内容をまとめると・・・
対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 無制限
人身傷害保険 無制限
レッカーサービス付帯
35歳未満不担保
担保される年齢が35歳以上に引き上げられるのはこっちの希望なので問題なし。
なにより重要なのは人身傷害保険が無制限になること。
これで年間の保険料4,000円弱のアップに収まるなら、こっちを選択したほうが賢明、かな。
確かにせっかく育てたGNの保険を解約(中断)してしまうのはもったいない気もしました。
事故さえ起こさなければ、来年以降はさらに安くなるんですからね。
この際だから、この保険を育てていくという選択肢もなくはない。
でもやっぱり、人身傷害無制限というのは心強い。
今の保険の3,000万円の上限を無制限に切り替えることもできるかもしれないけど、それによっていくら保険料が上がるかを確認して、契約をし直すのもちょっと面倒。
皆さんもうお分かりだとは思いますが、最終的にはファミバイ特約を選択しました。
なんせ私、そもそもこのブログでもファミバイ特約をガン推ししてた立場。
ここで切り替えなかったら寝覚めが悪いってもんですよ。
いいタイミングだ。
見せてもらおうか。ファミバイ特約の性能とやらを。
「年間4,000円程度の違いで人身傷害が無制限になるなら、ファミバイ特約に変更します」
保険って、形のない商品。
でもこれ、私も多少扱ってきたから分かるんですが、商品選択を通じてその人の価値観を色濃く映すんです。
今回でいえば、人身傷害保険を無制限にするために必要な年額4,000円を、高いと思うか安いと思うか。
もちろんどっちが正しいということはありません。
「たぶん風来爺さんはそういう選択をすると思いました」
付き合いの長い方だから、それを見越していたようです。
そしてさらに、こう付け加えてくれました。
「ファミバイ特約にしてくれたら、万一バイクで事故にあっても私が間に入ることができますからね。その方が嬉しいです」
ああ、そうか。そうだった。
そんな肝心なことを忘れてたよ。
前回は忙しさにかまけてバイク屋さんに全部お任せしちゃったけど、それが一番重要だった。
後からしっかり調べてみても、バイク屋さんが紹介してくれた保険は保障内容がしっかりしていて、かつ保険料もリーズナブルな素晴らしいものでした。
でも、万一の事故の時の窓口までは選べない。
もし大型を増車するなんてことになったとしたら、その時はちゃんと時間に余裕を持って、いつもの方にお願いしよう。
「ひぇぇぇ。今からじゃ納車に間に合わないぃぃぃ」なんて事のないように。
その時はまた、お願いしますね!
佐藤さん!(仮名)
いつになるかは分からないけれど・・・。