卒業検定を目前に控えたあなた!
ぜひ頑張ってください。
免許を取って、素晴らしいバイクライフを満喫しましょう。
卒検なんて余裕だよ。
ヨユーヨユー。
という方はスルーの方向で。
「いやもうホントにめちゃめちゃ緊張するよ」
「落ちる気しかしない」
という方に、ほんの一足先に教習所を卒業した爺から偉そうな一言アドバイスです。
「タイムは無視!」
はい。これで完璧。
スラロームも一本橋も波状路も
「何秒以内」
「何秒以上」
という時間の基準を設けている課題に関しては、これをクリアしようという気持ちは捨てましょう。
どうです?
「タイムは関係ない」
「ただただ走り切ればいい」
そう思えば、少なからず気が楽になりませんか?
かく言う私も、初めはもちろんタイムを気にしてました。
特にスラローム。
教習中でも7秒を切れないことがちょいちょいあったので、「1番の難関はスラロームだな」と思っていたわけですよ。
で、最初の卒検。
果たしてスラロームまで辿りつけませんでした。
最初の課題のクランクを抜けて、次は一本橋。で、落ちました。
脱輪。
即、中止です。
実を言うと、一本橋は全く警戒してなかったんですよ。
11秒台〜12秒台くらいでコンスタントにクリアできていたので、まさかコイツで脱落するとは思ってもみませんでした。
言い訳をさせてもらえば、「初めての雨の一本橋」だったんです。
卒検当日は雨だったんですが、それまで教習中に雨に降られた事は一度もなかった。
で、教官から「一本橋と波状路(つまり金属製の工作物)は滑るから注意して」というアドバイスを受けていたにも関わらず、それほど意識していなかったんですね。
もちろん緊張もあったでしょう。
ツルっと滑って一瞬で終わりです。
もったいない。
考えてみれば、あれって普通にゆっくり走っても5秒くらいはかかりますよね?
普通二輪なら7秒以上。
大型なら10秒以上。
1秒足りなくても5点減点されるだけです。
大型二輪の卒検で一気に走り抜けてしまったらさすがに減点が大きすぎるでしょうけど、「自分が自信を持って走り切れるスピード」ぐらいでいけば、致命的なダメージには至りにくい。
スラロームもそう。
1秒超過ごと5点減点。
それに対してパイロンに接触だと20点持っていかれますから、その方が圧倒的にダメージが大きい。
なんせ卒検で一番痛いのは、脱輪や接触などの「検定中止」ですからね。
爺も実際、2回目の卒検はこの作戦で挑みました。
で、結果。
全ての課題のタイムをクリアしていなかったそうですが、卒検自体は受かりました。
結果オーライです(笑)
検定後の講評では教官も「作戦としては悪くない」と笑っていました。
もちろん自分の意図していた事を教官に伝えた訳ではないですが(^^;;
どうです?
タイムを気にしない作戦。
ちょっとは緊張がほぐれて卒検に挑めそうな気がしませんか。
余談ですが。
爺は「早く大型二輪免許が欲しい」というより
「バイクの感覚をしっかり思い出したい」
「少しはまともな運転ができるようになりたい」
と思っていたので、教習でハンコがもらえなくて時間数をオーバーすることに対しては別になんとも思っていませんでした。
と言うよりむしろウェルカムぐらいの感じ。
免許を取り終えた今でも「教習所行きたいなぁ」と思うくらいです(笑)
ですが、卒検となると話は別。
なんせあっという間に検定中止ですから、ほとんどバイクに乗れずに5000円あまりがパー。
コスパ悪っ!!!
そう。
卒検って、コストパフォーマンスが悪いんです。
なんで皆さん、卒検だけは「うまく乗ろう」とか「高得点を目指そう」とか考えず、タイムを無視して完走してください。