風来爺のリターン日記

年間休日数55日の地味に苛酷気味なサラリーマンが、バイクにキャンプに釣りにとリターンするブログです。Twitter @furaijie Instagram @furaijie

待ちきれない大人達 いわきでレンタルバイクツーリング【前編】

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早朝5時過ぎ。

常磐線下りの始発で福島に向かいます。

目的地はいわき

レンタルバイクでツーリングをしたり、お酒を楽しんだりする旅の始まりです。

 

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「大人の遠足!福島辺りに集合して、1泊2日でレンタルバイクツーリングなんかどうですか?」

tuna(@haramikou)さんからグループLINEにこんな提案があったのは、ひと月ほど前のことでした。

「ご検討お願いします」なんて控えめな一言も付いていたけれど、私の中では『レンタルバイクツーリング』なんて言葉を見たその瞬間に、すでにそれは決定事項。

「空けておきます」とだけ返信して、貼り付けられたURLを開いて借りるバイクを物色します。

しかし20分後。

ニクドロ(@dj_nikudorobo)さんから思わぬ一言が飛び出しました。

「レンタル819仙台なら、めちゃくちゃ車両揃ってますよ」

彼も私と同様。持っているのは「行く」という選択肢だけ。言うならば、その遠足をより一層楽しむことだけ「検討」しているようです。

 

tunaさんからのLINEが来たのはお昼前。

9時間後には、3人揃ってレンタルバイクの予約宿の予約も全て完了してしまいました。

しかも目的地が福島から仙台に変更になったにも関わらず、です。

 

なんとも言いようのない爽快感

だって「1泊2日でレンタルバイクツーリング」なんて言ったら、ちょっとした一大イベントですよ。

それがたったの9時間で。

一片の迷いもなく、しかも最善の選択に向けて突っ走る。

これを爽快と言わずしてなんと言おう。

あとは目の前にぶら下がった大きなニンジン目指してひたすら走るのみ、です。

 

しかしながら・・・。

ただ漠然と待つには1ヶ月という期間はあまりにも長過ぎました。

仙台からのツーリングルート、そしてお酒を楽しむ夜のお店を検索しているだけでは、さすがにそんな時間は潰れない。

3人揃って同じ心情だったのでしょう。

東北のツーリングマップルを探しに行く者。

お揃いのユニフォームを物色する者。

そして天気予報アプリでは、毎日のように当日の宮城の天気を検索してしまいます。

待ちきれない大人達。

 

せっかくのイベントだから、プラスアルファの楽しみを加えたい。

tunaさんから来た最初の提案は「みんなでプロレスのTシャツを着て走りましょう」というものでした。

 

実はこの3人組、こっそり「プロレス部」を名乗っています。

もともと田上明さんのお店「ステーキ居酒屋チャンプ」からスタートした3人組のツーリング。

であるならば、やはりプロレス好き感を醸し出す必要はあるかもしれない。

 

とはいえこの私、久しく会場に足を運んでいないから、ちょうどいいプロレスTシャツがありません。

「この際だからどこかのプロレスショップにでも行って物色してみるかな?」なんて思ってネットを徘徊していたら、通販限定の鈴木みのるTシャツ」がやたらカッコいいじゃないですか!

はい決定。購入します。

Tシャツにしてはちょっといいお値段だけど、普段着としてもカッコいいからヨシ。

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ポチりました。

届いたそれは、思っていたより厚手のしっかりした生地に、アナーキーなデザインのプリント。

プロレスを、鈴木みのるを知らない人が見たら、どこぞのお洒落なアパレルブランドの逸品といった趣きです。

これならどこででも着られるし、いい買い物をしたかもしれない。

 

グループLINEに写真を送って自慢して、ひとしきり楽しんだのも束の間。

まだ3週間も我慢の時が続きます。

その間だって、別にぜんぜん遊んでなかったわけでもないんです。

ラーメンショップツーリングにも行ったしデイキャンプも楽しんだ。

挙句の果てにロイヤルエンフィールドまで出向いたりして、コンチネンタルGTヒマラヤの試乗までしちゃったりしています。

それでも気になる仙台遠征。

毎日のように周辺の天気予報をチェックして、一喜一憂する時間が続きます。

 

やはり待ちきれない大人達。

次に手を出したのは“靴”でした。

ニクドロさんが買った、AVIREXバイク用スニーカー

それを見せられたが最後。

また我慢ができなくなってしまいました。

 

元はと言えば、私が欲しいと言って2人で見に行ったんですよ、靴。

千葉北ナップスに。

その時は「これ!」といったものが見つからず、結局買わずじまい。

今使っているブーツは何度も壊れては接着剤で補修を重ねているシロモノで、できたら仙台遠征までに新しいのを買っておきたい。

そう考えていたのは紛れもなく私だったんです。

 

写真が送られてきたのはその数日後。

なんとなく、先を越された気分です。

しかもなんかカッコいいじゃないですか。

ダイヤル回してカリカリ締める、高級そうな機能も付いてるし。

「この際だから、勝手にお揃いにしちゃいます?」

本人不在のグループLINE。

私とtunaさん、しれっと同じのを買ってしまおうかという算段です。

3人お揃いの靴。

それはそれは楽しいじゃないですか。

 

靴をネットでポチるのは、ちょっと怯んでしまうこの私。

極端に小さい上に幅も狭く甲も低いという厄介な足を持つ故に、靴を買うのは毎回毎回一苦労です。

「とりあえずライコとか2輪館とか、バイク用品店巡りでもしてみるか」

我が相棒GN125-2Fを走らせてみると、いとも簡単に同じものが見つかりました。

足立ナップスです。

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24㎝だとピッタリ。

25㎝だとちょっと緩い。

「あまりにつま先がピッタリだと、長い間履いていたら窮屈かもしれない。ワイヤーで全体を締められるから、むしろ余裕があった方が・・・」

なんてことを考えて、結局25㎝を選びました。

 

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ちょっと先出しになりますが・・・。

これがお揃い。

2日間遊び倒して撮った数々の写真の中でも、実はかなりお気に入りの1枚です。

 

そして最後の一撃は、思わぬところから始まりました。

「ニクドロチャンネルの新しいマークを作ってる」

そんなことをグループLINEで呟いてしまった、迂闊なニクドロさん。

ニクドロチャンネルそっちのけで、プロレス部3人組のマークを作るハメになりました。

それを使って新しいTシャツを作ってしまおうという目論みです。

「プロレス感があって、お洒落なヤツ」

雑な上に無駄に要求水準が高いオーダーで、でき上がったのがこちらです。

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背面にはにくどろマークも入っています。
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確かにお洒落。かなりの出来栄えです。

というか、こんなのが簡単にできちゃうんですね。

そういうスキル、うらやましい。

 

満足です。完璧に整いました。

3人揃ってこれを着て、お揃いの赤いスニーカーで走るツーリング。

周りが見ても全く気付かないだろうけど、本人達だけ大盛り上がりになること請け合いです。

期待感はMAX!

当日までは、あと1週間。