風来爺のリターン日記

年間休日数55日の地味に苛酷気味なサラリーマンが、バイクにキャンプに釣りにとリターンするブログです。Twitter @furaijie Instagram @furaijie

三県を跨いだりタナゴを釣ったりする休日【後編】

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埼玉・群馬・栃木を行ったり来たりして、大いに盛り上がった3人組。

ここからUターンして、つり処たぬきさんを目指します。

 

今度の目的地。さっきまでいたラーメンショップから、ものの3分ほどの距離。

そしてここ・三県境はラーショを離れること25キロ

「おいおい。行く順番間違ってるだろ」

そういうご指摘も聞こえてきそうな気配です。

確かに至極真っ当なんですが、そこはバイク乗りの性。

走るのが1番の目的だから、Uターンしたっていいんです。

 

今度はまめさんを先頭に、もと来た道を戻ります。

「釣堀のノボリが目印ですよ。そこの道を入ってください」

砂利敷きの小径を入ると、そこが我々の目的地です。

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久々に来たつり処たぬきさん。

前回お邪魔したのは、なんと4カ月も前のことでした↓↓↓

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久々の、それもたかだか2回目の訪問にも関わらず、ご主人はしっかり覚えていてくれたようです。

「ロッキーバーガー、行ってきました?」

そんな風に声を掛けてくれました。

ああ、確かに前来た時に「ロッキーバーガーとタナゴ釣りのセットでツーリングに来たら最高!」なんて話をしていたんだ。

今日は完全に頭がラーメンショップだったんで、すっかり忘れていましたよ。

私としたことが・・・。

 

ちなみにこのタナゴ釣り。

ちょっとしたウキの動きでアワセていくという、かなり繊細な釣りの部類です。

私は2回目、お二人は初めてという、初心者3人組。

「さすがにボウズないだろう」と思ってはいるものの、連れてきた側としてはちょっとだけ心配。

写真提供:つり処たぬきさん

と思いきや。

釣り自体もぜんぜんしていないと言うまめさん、かなり快調なペースで釣りあげていきます。

写真提供:つり処たぬきさん

私も同様。

前回はクチボソの猛攻に苦しめられましたが、今回はちゃんと「タナゴ釣り」といえるペースで本命が上がります。

おそらく今日はかなり活性が高いんでしょう。

親浮きを引き込むようなアタリも少なくない。

 

ただ一人、苦戦している甘口さん。

これまで海釣りの経験しかないそうで、タナゴのかすかなアタリを捉えるのに四苦八苦しています。

 

分かる。分かるよ甘口さん。

私も前回はそうだったから・・・。

 

「もう、金魚狙っちゃえばいいじゃない。でっかいエサくっつけてさ!」

ここ、つり処たぬきさんでは「罰金ぎょ!」という厳しい厳しいルールがあります。

金魚を釣ったら罰金10円。

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ここはむしろ、金魚を釣ってくれた方が我々としては面白い

そして甘口さんには、釣りの神より笑いの神の方が微笑んでくれそうな気がします。

 

写真提供:つり処たぬきさん

果たして彼女は、見事にそれを成し遂げてくれました。

1匹目。

待望の、いやもとい。

周りだけが待ち望んでいた金魚です。

赤地黒いブチが入ったかわいい金魚

まさか本当に釣るとは思いませんでしたよ。

いやもう彼女は天才なんじゃないかとさえ思う。

 

ひとしきり大笑いさせていただいて、やっと甘口さんにも釣りの神様が微笑んでくれたようです。

本命のタナゴ。

ちょっと安心しましたよ。

初めて連れてきたタナゴ釣りで、金魚しか釣れずに嫌いになったりしたらイヤですし。

 

でもね。やっぱり彼女、持ってるんです。

ほんの数分後、彼女の声が響きます。

「あ!逃げた!」

バケツに入れた本命に脱走されてしまったようです。

 

なんでも逃げ出す魚がちょいちょいいるから、バケツを大きいものに替えたばかりだそう。それでも彼女の神には及ばなかったようですね。

 

そしてこれが彼女の釣果。

かわいい金魚が目立つけど、ちゃんとタナゴも泳いでいます。

お二人とも、かなり楽しんでくれたよう。

 

つり処たぬきさんと言えば最後にもう一つのイベント、駄菓子サイコロがあります。

サイコロを振って、出た目の数だけお菓子がもらえます。

もちろん甘口さんは「1」を出してくれるはず

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もう、何も言うまい。

実は私も1だったし。

見かねた店長が、彼女と私にもう一度ずつチャンスをくれました。

甘口さんは4、私は6。

良かった良かった。

終わり良ければ全てヨシ、素晴らしい結末です。

 

走行距離は120キロ。

いっぱい遊んだ、マスツーらしいマスツーでした。

まめさん、甘口さん。

ぜひまた一緒に遊びましょ!

 

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