午前中だけ仕事が入った日曜日。
「午後からちょっと走るか、はたまた近場で釣り糸でも垂らすか・・・」なんて考えていたんです。
が、甘かった。
天気は急な下り坂。
昼から雨で、夜には雪。
これじゃバイクも釣りも厳しそう。
とてもじゃないけど出掛けられない。
そんな予報を知ったのが前日。
最近ちょっと忙しくて、なかなか丸一日の休みが取れずにいます。
せっかく半日だけでも休めるなら、しっかりと遊んでリフレッシュしておきたい。
そこで思い付いたのが「室内釣り堀」です。
その名の通り、屋内に池を設置して釣りを楽しむ事ができる施設。
検索してみると、千葉県内にもいくつか点在しています。
と、その中で。
「タナゴ釣り」ができる室内釣り堀があるじゃないですか!
これは渡りに舟。
実は私、2カ月ほど前にタナゴ釣りを始めたものの、毎回毎回クチボソに遊ばれて辟易しておりました。
釣れるのはほぼクチボソ。
これに小ブナと小ギルが混じるという、まさに王道と言える外道釣り。
いい加減、本命を釣ってみたいと思っていたところです。
室内でぬくぬくしながらタナゴが釣れたら、こんなに楽しいことはない。
それじゃ行ってきますよ。
千葉県野田市の、つり処たぬきさん。
チーバくんの鼻の先。
天辺の関宿城の少し下辺りに位置する室内釣り堀。
こんなところに?
と思って走っていくと、釣り堀のノボリが立っていました。
「こんにちは。初めてお邪魔しました!」
とご挨拶して入っていくと、マスターご夫婦が丁寧に教えてくれました。
1時間1,000円。
子供は1時間500円。
貸し竿、仕掛け、エサ、全てコミコミのお値段です。
池の中はタナゴのほか、金魚やクチボソ。
「主」と呼ばれる鯉もいます。
ちなみに金魚を釣ると罰金10円!と書いてありますが、今は「お子さんがたくさん釣れるように」と金魚を増やしているので罰金は免除だそう。
写真の通り、ウヨウヨ泳いでいます。
愛竿「幸釣」を持って来たけれど、せっかくだから「ハウス竿」をお借りして始めてみます。
針先に小さくエサ付けして、池に投入。
すると。
いきなり仕掛けにお魚たちが群がります。
仁丹はもちろん、親ウキにまで。
あ、アタリが取れない・・・。
何回かエサを食い逃げされた後、やっと1匹。
待望の本命、タナゴです。
バラタナゴ。
まだ婚姻色とまではいかないまでも、うっすらと赤く色付いています。
なかなかかわいい。
小さくエサ付けして、投入。
これをせっせと繰り返しますが、アタリを取るのがなかなか難しい。
親ウキの沈み込みで合わせると、上がってくるのは決まってクチボソです。
それを見ていたマスターから「今のアワセまでに、5回くらいアタってますよ」とのアドバイス。
親ウキをしっかり引き込むようなアタリは大抵クチボソ。タナゴを釣るには、シモリウキの動きを見て、どんどんアワセを入れた方が良いそうです。
「上から落ちてきたものに反応するから、仕掛けが馴染んで最初の動きですぐにアワセた方が良いですよ」
なるほど。そうなのか。
まこも池でクチボソしか釣れないのも、私がタナゴのアタリを取れていないからかもしれません。
ちょっとした違和感、くらいの動きで積極的にアワセてやると、やっとタナゴが釣れるようになってきました。
あっという間の1時間。
数はぜんぜん釣れなかったけど、ものすごく楽しかった。
そして念願のタナゴ。
やっぱりかわいいですね。
良い趣味を始めたなぁ、と自画自賛。
ホントはもう1時間釣りたいくらいだけど、雪になったら困るからお暇しましょう。
後ろ髪を引かれる思いです。
帰りしな、サイコロを転がして出た目の数の駄菓子をもらいました。
最近ちょっと駄菓子に縁がありますね。
嬉しい縁です。
何年振りか分からないほど久々の室内釣り堀、しかも初めてのタナゴ釣り堀。
そんなこんなで、実はかなり期待して来たんです。
果たしてそこは、期待を裏切らないどころか、想像を大きく上回る楽しい楽しい遊び場でした。
オーナーさんご夫妻と、おしゃべりしながらのタナゴ釣り。
「風来爺のリターン日記」を読んでくれている貴方なら、これが楽しくないはずはない。
全力でおススメしたい遊び場です。
ツーリングなら、つり処たぬきさんで釣りを楽しんで、ロッキーバーガーフレンドさんで懐かしいハンバーガー、なんて組み合わせはいかがでしょう。
最高のツーリングになること、請け合いです。
ロッキーバーガーフレンドさんの記事はこちら↓↓↓