Twitterでときどき見掛ける、素敵なイラストのアイコン。ずっと羨ましく思っていたんです。
自分もそんなイラストで、ブログなんかを飾ることができたらいいなって。
でもね、誰もがそんな素晴らしい技術を持っている訳じゃない。もちろん私も。
「自分じゃできないから、誰かに描いてもらえないかなぁ」なんて、ツイートまでしてたんですよ。
そしたらなんと、実現しました。
描いてくれたのは橙さん(@vt250fnxelvis)。
つないでくれたのはTwitterと、ココナラ というサイトでした。
もともとSNSの世界に疎かった私。
Twitterを始めて一番驚いたのが、ネットの中に溢れるそりゃもう沢山の才能たちでした。
絵はもちろん、文章しかり、映像しかり、音楽もしかり。
何気なく綴られた140文字の文章に唸らされたり、胸を熱くさせられたり、添えられた写真やイラストに魅了されたり。
おそらくその大半は、その道のプロと呼ばれる方ではないのでしょう。
もしかしたら街で普通にすれ違っているかもしれない、それくらい普通の方たちが、匿名のSNSの世界に隠し持っている才能。それがこんなにあるなんて。
衝撃でした。
SNSって、こんなに才能に溢れた世界だったのか。
私が橙さんのイラストに触れたのも、Twitterでのことでした。
たまたま見かけたイラスト。
写実的でありながら、温かみを感じる筆のタッチに魅力を感じて、すぐさまフォロー。
「いつかチャンスがあったら、橙さんに私のイラストを描いてもらえたらいいなぁ」なんて、そんな風に思っていたんです。
時々やられている「抽選で描きます」ではなく、できたらちゃんと、「お仕事」として請け負っていただいて。
チャンスはいきなり到来します。
橙さん、「ココナラというサイトで、有償イラストを描いています」なんてツイートをしてるじゃないですか!
ココナラ? 聞いたことないな。
とりあえず見てみるか。
サイトを覗いて、橙さんを発見。
即座に登録して、お願いしようと思ったら・・・。
残念。
ご多忙中で、新規の受付をしていないようです。
でもね、「他の方に描いてもらう」なんて選択肢は、一切眼中にありません。
「再開したら通知を受け取る」をクリックして、気長に待つことにしましょうか。
ツイートしてたくらいだし、手が空いたら受け付けてくれるだろうから。
2週間ほど、待ったでしょうか。
ココナラからメールが届いています。
「サービスの受付が再開されました」
すかさずサイトにアクセスして、依頼します。
「風来爺でございます。ぜひ橙さんに私の絵を描いていただきたくて・・・」
そんなメッセージを送ったら、嬉しいお返事を返してくださいました。
「リストに入れて頂いたという通知が来た時から『あ、風来爺さんだ!』と気づいてましたとも(笑)」
でもここで、重大な問題に気付いてしまいました。
ベースになる、写真が無い。
この風来爺、GNと風景の写真だけで存在している架空のキャラなので、中の人が一緒に写ったものはほとんど無いんです。
せっかく描いてもらうんだから、元になる写真もお気に入りのを使いたい。
「頑張って写真を撮るので、ちょっとだけ待ってください」
依頼しておいて、勝手な言い分。
にも関わらず、快諾してくださいました。
キャンプ場で自撮り。
知人にも頼んで、他撮り。
最終的には一眼レフまで持ち出して、河川敷で大規模なセルフ撮影会。
奇跡の一枚を信じて、撮って撮って撮りまくります。
気付いたら、受付再開を待った期間以上の時間が経ってしまいました。
そうやって、なんとか見つけた納得の一枚。
そして、描いていただいたのが、冒頭のイラストです。
納品してくださったのは、車名やロゴのあるなしで3バージョン。
どれも期待以上の出来栄えです。
嬉しすぎて、これを表現する言葉が思い浮かばない。
電車の中で納品の連絡を受けてしまったのは災いでした。
開けてみて、喜びが込み上げてきて・・・。
ニヤニヤが止まりません。
マスクしてて良かった!と思ったけど、側から見たらマスク越しでも十分気持ち悪かったことでしょう。
帰ってパソコンを立ち上げて、大きな画面で見てはまたニヤニヤ。
SNSの世界に足を踏み入れるまでは、まさか自分が「誰かに絵を描いてもらう」なんていう経験をするとは思ってもみませんでした。
描いていただいた絵も、そしてこの経験も、私にとってとても大きな財産になりました。
気になった方、サイトを覗いてお気に入りの作家さんを探してみてはいかがでしょう。
もちろん私のイチ押しは、おれんじライダー さんですよ!