風来爺のリターン日記

年間休日数55日の地味に苛酷気味なサラリーマンが、バイクにキャンプに釣りにとリターンするブログです。Twitter @furaijie Instagram @furaijie

走り初め、泊まり初め ライダーズ神社とさすらいカフェへ

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聞こえるのは、どこか遠くで鳴いている動物の声と焚き火の音だけ。

揺らめく以外の灯りもない。

至福のソロキャンプ。

 

ぬくぬくの寝袋の中で目を覚ましたのは翌朝6時59分。

あと1分で、止め忘れていた目覚ましが鳴り響いてしまうところでした。

ギリギリのタイミングでアラームをオフにして、そのまま二度寝・・・。

 

え?8時14分?

しまった!!

今日は10時チェックアウトだ忘れてた。

完全に寝過ごしてしまいました。

 

そもそも10時のチェックアウトといえば特別早い訳でもなんでもないんですが、この時期には厄介な敵が存在します。

そう。結露です。

できるだけ早起きして夜露を拭き取って、少しでもテントを乾かしておきたかった。

完全に後の祭り。

 

というか、結露どうこうの問題以前にそもそも真面目に片付けないと10時に間に合わない。

コーヒーを飲みながら、そそくさと撤収を始めます。

インナーまで濡れたテント、砂がたっぷりへばり付いたグランドシート。拭けば多少は落ちますが、焼け石に水程度の悪あがき。

仕方なく、湿ったままのテントを丸め、寝袋を収納袋に押し込みます。

自宅に戻ったらもう一度広げて乾かすしかない、か。

 

お腹が空いたけど、のんびりと朝食を取る時間はありません。

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缶詰のボローニャとカップスープで小腹を満たし、何とかパッキングを終えたのは10時ジャスト。

「遅くなってすみません!」

受付でチェックアウトを済ませて、やっと一息です。

 

今日はここから天津小湊のライダーズ神社へ初詣。それから大多喜町のさすらいカフェで昼ご飯。

自宅までの距離をプラスしても、130〜40キロのショートトリップです。

 

まずは国道410号から長狭街道へと繋いで、海を目指します。

海に出たら国道128号へ。「外房黒潮ライン」なんていう愛称がついています。

そう言えば、去年は建築中だった丘の上のでっかい建物、完成しているようですね。

ホテルかな?と思っていたけど、外観はマンションのようです。

え?こんなところに高層マンション??

なんて思って調べてみたら、シニア向けの高級マンションのようでした。

なるほどね。

 

ここからライダーズ神社は目と鼻の先。

海沿いを満喫する間もなく到着です。

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ライダーズ神社 天津神明宮。

バイク、1台もいませんね。

なんだかちょっと拍子抜け。

でも目的は初詣。

お参りしていきましょう。
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5日、しかも平日。

コロナの影響もあるのでしょうか。

人出もまばらです。

 

お賽銭を投げて、手を合わせます。

「今年も無事故無違反で、バイクライフを楽しめますように


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おみくじもあります。

種類もいろいろ。

でもね、引きませんでした。

最近なんか運に見放されている気がして、ちょっと怖かったんですよ。

凶なんかが出ようもんなら、立ち直れなくなりそうです。

代わりと言ってはなんですが、「神訓」なるものをいただいて来ました。

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一月ごとに新しい神訓を配っているようです。

「差し昇る 朝日拝み 心気一新」

新年に相応しいお言葉を賜りました。

うん。心気一心か。頑張ろう。

 

ここからは海沿いを外れて県道82号で大多喜町へ北上します。

お腹、ペコペコです。

今日は肉だな。

ちょっと重めの肉が食べたい。

 

着きました。さすらいカフェ。

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半年ぶりくらい、かな。

 

「あけましておめでとうございます!」

挨拶もそこそこに、メニューを凝視してオーダーを熟考します。

まだ頼んだことのない、ガッツリ肉メニュー。

「やきにく」か「ベーコンステーキ」か。

と思ったら、焼肉は売り切れ。

じゃあ厚切りベーコンステーキだ!

ということで、こちらをいただきました。

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香ばしく焼かれた、分厚い分厚いベーコン。

てんこ盛りのご飯。

ホントに幸せ。

 

そういえば、知らないうちにお店が広くなっていました。空いていた、隣のお店の壁をぶち抜いたそうです。

そんな会話を交わす間も、お客さんがひっきりなしに来店します。

もう少しマスターと話したかったけど、今日は遠慮した方がいいかな。

コロナもまた、猛威を奮っているし。

 

「ごちそうさまでした。また来ます」

帰りしな、マスターから気になる話を聞きました。

「大多喜にまた、新しいキャンプ場がいくつかオープンしますよ」

え?なんですって?

それはまた、詳しい情報を入手しに来なければ。

 

ここから自宅まで、80キロ余り。

決してご近所ではないけれど、通い慣れた道なので数字よりもずっと近い感覚になっています。

 

「うん。いつでも来られる」

そう思って、さすらいカフェを後にします。

この時間なら、混雑する前に千葉の市街地を抜けられる。

良いキャンプ、良いツーリングだった。

 

2日間の走行距離、250キロ。

距離こそ短いものの、充実したソロキャンプツーリングでした。

明日はテントを干さなきゃならないけど、今日はもう、そのことは忘れよう。

余韻に浸りながらビールでも飲んでしまおう。

現実を直視するのは、また明日。