風来爺のリターン日記

年間休日数55日の地味に苛酷気味なサラリーマンが、バイクにキャンプに釣りにとリターンするブログです。Twitter @furaijie Instagram @furaijie

圧倒的コスパ! 任意保険のファミリーバイク特約

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原付2種の任意保険

ひょんなことから年齢条件の設定が気に掛かり、調べてみると大半の保険会社で26歳以上、30歳以上という条件を設けていないことが分かりました。

ということは、一般的に年齢が若い方の保険料が不利な自動車保険と比べて、原付2種の任意保険は高年齢という材料が有利になりにくい

しかも、現在私が加入している東京海上日動のTAPという商品は補償内容が充実している割にかなり安いという事も確認できました。

そうなると、例えば増車をして複数台持ちになったとして、このまま今の保険を育てた方がいいのか、それとも主契約を1台に絞ってファミリーバイク特約を活用した方がいいのか、全く分からなくなってきました。

 

前回の記事はこちら↓↓↓

furaiji.hatenablog.com

 

四輪車の購入は少なくとも現時点では全く考えていませんが、もし大型二輪を購入したら、こちらの任意保険にファミリーバイク特約を付けて原2の補償をカバーするという選択肢は生じます。

もし仮に買うとなったら、バイク本体の事で頭がいっぱいになって保険のことまで精査しないというのは今回のことで学習済みなので、ちょっと予習がてら調べておくことにしましょう。

 

 

まずは今の保険の契約内容のおさらい。

対人賠償保険  無制限

対物賠償保険 無制限

人身傷害保険 3000万円

レッカーサービス付帯

21歳以上補償

保険料(初年度)年額57,120円

厳密には月払い(クレジットカード決済)で、月額4,760円です。

 

ちなみに2年目は年額40,800円

※月額3,340円

3年目は年額35,640円

※月額2,970円

と、大幅な割引が受けられる契約内容となっています。

 

では、同じ東京海上日動火災でファミリーバイク特約を利用した場合はどうでしょう。

ミドルクラス(700cc程度)のバイクを購入したと仮定して、それぞれに任意保険を付保するケースと、大型に任意保険を掛けてファミバイ特約を利用するケースで比較します。

 

まずは条件を合わせるために、21歳以上という条件設定で比較します。

大型(主契約)+ファミリーバイク特約

保険料(初年度)年額152,520円

月払い(クレジットカード決済)

月額12,710円

 

大型(主契約)+原付2種(主契約)

保険料(初年度)年額125,280円+57,120円

合計182,400円

月払い(クレジットカード決済)

月額15,200円

 

その差はなんと毎月2,490円!!

年間にして29,880円もの差が出ます。

圧倒的コスパ!!!

 

しかもこれ、「21歳以上」という設定。

大型バイクには「26歳以上」という条件設定も存在するので、私が現実的に利用するのはそちらの方。

これで比較します。

 

大型(主契約)+ファミリーバイク特約

保険料(初年度)年額106,080円

月払い(クレジットカード決済)

月額8,840円

 

大型(主契約)+原付2種(主契約)

保険料(初年度)年額76,200円+57,120円

合計133,320円

月払い(クレジットカード決済)

月額11,110円

 

こうすると月額にして2,270円、年間27,240円

少しだけ差が縮まりますが、それでも年間27,240円。

それよりもむしろ驚きなのは、特約を利用した際の2台分の保険料総額の安さ

現在は毎月4,760円の保険料を払っていますので、大型バイクを購入しても保険料は月額4,080円しか増えない計算になります。

つまり大型バイクを主契約にした場合の保険料の増加額は、原付の保険料よりもむしろ安い・・・

 

条件はできるだけ同一にして試算していますが、ファミリーバイク特約では原付2種の事故ではレッカーサービスが使えないというデメリットは消すことができません。

であれば、例えばJAFに加入するなどしてこのデメリットを打ち消せば、ファミバイ特約のメリットが最大限活かされることになります。

JAFの年会費は初年度の入会金をプラスしてもせいぜい6,000円

保険料の差額はそれでも20,000円を超える計算です。

 

仮に、このまま何年も原付2種の1台持ちが続き、既存の保険が育っていれば(等級が上がっていれば)そのまま契約を延長するという選択肢もありそうですが、最低でも4年以上は育てていないと金銭的なメリットにはなり難いです。

 

私のような「原付2種の1台持ち」という方でなければ、やはりファミリーバイク特約を利用した方が金銭面では圧倒的に有利という結論と言わざるをえません。

また、125cc以下のバイクであれば複数台に適用可能なので、複数台の原付を所有している方もこちらが良いでしょう

プラスアルファのメリットとして

① 他人のバイクを借りて事故を起こした場合も補償される

② ファミリーバイクで事故を起こした場合にも、本契約の等級に影響を与えない

等が挙げられます。

 

こうやってメリットを列挙すると、ファミバイ特約という選択肢以外は考えられない気が・・・。

しかし、ファミリーバイク特約にはデメリットはないのでしょうか?

 

これは保険会社によるところもあるのですが、人身傷害保険が付帯せず、自損事故傷害保険しかない場合は要注意です。

これは事故で自分がケガをした場合、自分の過失割合部分の医療費などが保証されない仕組み。

自損事故(相手がいない単独の事故の場合)は自身の医療費も保証されますが、相手がある場合の事故では全く保証がないものです。

つまり、過失割合に応じて相手から保険料を受け取ることはできますが、自分の過失割合が大きい(例えば右折しようとしたところ、直進のバイクに接触して共に転倒。相手の過失が3割、自分が7割と判断されたなど)場合には、相手から保証されるのは自分の損害の3割だけ。

つまり、あくまでも相手に対する損害賠償はカバーできるものの、自分の医療費は7割を負担しなくてはなりません。

バイクは乗用車と違って事故の際に自分自身がケガを負うリスクが高いですから、人身傷害保険は付保しておきたいところです。

今回、保険会社さんに色々と問い合わせた際にも、「3,000万円の人身傷害保険では十分とは言い切れない」というアドバイスを頂きました。

これは要検討ですね。

自分が加入している医療保険や生命保険などを考慮して、改めてゆっくり考えてみたいと思います。

 

今回、「21歳以上」という年齢条件が気になって始めた原付2種の任意保険の保険料調査。

いろいろ突っ込んで聞いてみましたが、今後バイクを増車したケースを考えると大いに参考になりました。

ぜひ皆さんも今一度、ご自身が加入している保険内容を確認してみてはいかがでしょう。

 

万が一のために。日々のお財布のために。