今日のお話はまさにタイトル通り。
かつて400ccまでの中型免許(今で言う普通二輪免許)でバイクを楽しんでいた方がリターンしようと思ったら、まずは教習所に通って大型二輪免許を取得しましょう!
必須とまでは言わないけれど、おそらくその方が確実に、安全かつ充実したリターンライダー生活を送れると思います。
実は私・風来爺は、リターンの手始めにいきなりレンタルバイクを借りて公道デビューしちゃいました。
走り出す前は「ぜんぜん乗れなくて駐車場からも出られないんじゃないだろうか」とヒヤヒヤしていましたが、実際は割とすんなり乗ることができました。
いや、違う。
「乗ることができたような気がしました」が正解。
教習所に通って大型二輪免許を取った今になって考えると、「全くもって乗れてなかったなぁ」という感じです。
多分あのまま乗っていたとしたら、絶対に事故でも起こしていただろうな、と思います。
生死に関わるような大きな事故になるかどうかは別にして、少なくともバイクを壊す程度の事故は不可避だっただろうと。
教習所に通う前に行った数回のレンタルバイクツーリングで立ちゴケもせずに無事に返却できたのは、単なる偶然。たまたま運が良かっただけ。
なんせ教習初日にいきなり3回バイクを転がしましたから。
「レンタルだったらお金取られちゃうところだよ。教習車でよかったε-(´∀`; )」
申し訳ないけど本気で思いましたよ。
なんでそんなにコケまくったか、というと。
原因は前ブレーキ。
教習所の課題って、大抵のものが極低速域です。
そんな速度で制動力の強い前輪ブレーキなんか握ったら、いきなり推進力を失ったバイクはバイクはバランスを崩してあっという間に重たい鉄の塊になります。
で、支えきれずにコケる。
以下、繰り返し。
当然と言えば当然のことですよね。
現役でバイクに乗ってる人にとっては当たり前のことでしょうし、私も日常的にバイクに乗っていた頃は低速域のコントロールで前ブレーキをギュッと握っちゃうようなことはしなかったと思います。
が、久しく乗ってないと忘れているんですよね。
前輪と後輪のブレーキの選択というか、バランスというか。
確かに「バイクを動かす、止める」という基本的な動作は身体が覚えていましたが、ブレーキや半クラのタッチ、低速でのバランスといった感覚的なものはやはり忘れていました。
繰り返しになりますが、教習所の課題はそのほとんどが極低速域のコントロールに関するもの。つまり、忘れている感覚を思い出すのにうってつけというものばかりです。
もちろん教習所に行ったからといって、バイクに乗るのに必要な技術が全て身につくなんてことを言う気はサラサラないですよ?
でも、そういった感覚を思い出すことによって、公道で「バイクの操作に向けている意識」を「周囲の交通に注意する意識」に割り当てることができます。
これ重要!
1段階で1時間オーバー。
ついでに卒検も1回落ちてなんとか大型二輪免許を取得することができましたが、正直なところ「まだまだ教習所通いたかったな」とさえ思います。
そのくらい効果的ですよ!(個人の感想ですw)
リターンをお考えのみなさん、ぜひ教習所に行きましょう。
「もう大型も持ってるよ」という諸兄は免許所持者向けのライディングスクールにでも。
私も時間が合えば行きたいなぁ。